775ピンのPentium4の仕様

775p4.jpg
 775ピンPentium4のThermal GuidelineとThermal Specを調べてみました。

プロセッサナンバー クロック ステッピング Thermal
Guideline
Thermal
Spec
Pentium4 560 3.6GHz D0 115W 72.8℃
Pentium4 550 3.4GHz D0 115W 72.8℃
Pentium4 540 3.2GHz D0 84W 67.7℃
Pentium4 530 3GHz D0 84W 67.7℃
Pentium4 520 2.8GHz D0 84W 67.7℃

 Thermal GuidelineとThermal Specは、3.4GHzと3.6GHzが同じで、2.8〜3.2GHzが同じになっています。3.4GHzと3.6GHzの熱対策を考えると、しっかり冷却しないと熱暴走を確実にすると言ってもいいぐらい厳しいと思います。2.8〜3.2GHzなら、私が想像していたよりも、意外と熱対策は難しくないようです。
 今後も、Prescottコアの改良されて、ステッピングが新しくなると言われています。そのころには、3.4GHzや3.6GHzのThermal Guidelineは改善されているかもしれませんね。
 「LGA775のマザーボードでパソコンを自作したいんだけど・・・」と思われていて、発熱が気になる方なら、2.8〜3.2GHzにすると良いかもしれません。今なら、コストパフォーマンスが高いPentium4 530(3GHz)にしておいて、後で速いCPUに交換するのも、自作パソコンならではだと思います。